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I-VAN IN PHILLIPINES 2015

バコロド未成年更生施設へ

2015年12月、2つの大きな目的を果たすためにI-VANは再びフィリピンを訪れた。 その一つ目はBacolod city social development center(通称SDC) へ行くこと。SDCは犯罪を犯した未成年を更生させる施設、日本で言うところの少年院に近い。 政府が運営するこの施設には窃盗、傷害、薬物、殺人まで様々な罪を犯した子供たちがいる。 驚かされたのは、そこに居たのは重罪を犯したとは思えない程、無邪気で明るい子供たちだった。 罪を犯した理由も「それしか手段がなかった。普通に学校に行けたらこんなことはしていない」など彼らが犯罪に走る大きな理由は貧困や教育など彼らを取り巻く環境に有る。 そこで働くNGO職員のSara氏によると子供たちが犯罪に走る大きな理由は貧困や教育など子供たちを取り巻く環境にあるという。 I-VANはそこにいる子供たちにダンスを踊ってみせ、子供たちと共にヤーマン体操を踊った。 笑顔で楽しく踊るSDCの子供たちはこれまでI-VANが一緒に踊った日本、タイ、ジャマイカ、ケニアなど世界中の子供たちと何も変わらなかった。

再びマニラのゲットーへ

前回、2014年にフィリピンに訪れた際に立ち寄ったマニラ最大の貧困地域(ゲットー)へI−VANは今回のプロジェクトの原型となる活動として再び訪れた。 前回「また来るね」とそこに住む子供たちと約束をしたI-VANは今回、子供たちのために文房具のクリスマスプレゼントを用意していた。 それはI-VANをサポートしてくれる方たちの協力によって集められたノートや文房具である。 貧困地域(ゲットー)を助けるにはお金ではなく、教育だと考えるI-VANは、40kg にも及ぶノートや文房具を持っていった。 I-VANが貧困地域(ゲットー)へ着くなり、I−VANを覚えてくれていた子どもや大人が駆け寄ってきた。 I−VANが「今回はみんなにクリスマスプレゼントがある!」とノートや文房具をだすと子供から大人までが爆発したかのように大喜びし、子供たちは列をなし、I−VANサンタからのプレゼントをもらった。 受け取ると弾けんばかりの笑顔で嬉しそうにもらったペンを走らせていた。特に印象的だったのは、ある男の子が自分のお父さんの名前をノートに書いてみせてくれたこと。 正直字はきれいとは言えませんでしたが、本当に嬉しそうに書いていて、字を書ける喜びを全身で伝えてくれた姿に心を打たれた。 そこでI−VANは自身のモットーである「全ては子供たちの笑顔のために」を再確認することができた。